備忘録
Posted by ヤマモト - 2009.08.25,Tue-11:23:19
父と私、叔父と共に車で買い物に出た。
車に乗る直前まで、私は三人で出掛けるものだとばかり思っていた。だが、いざ車に乗り込んでみたところ見知らぬ女が助手席に坐っている。年のころは三十前後か、お世辞にも綺麗とは言い難く、化粧っけがない顔もそれに拍車をかけている。
私はそこで非常に気分の悪い想像をしたが、頭を振ってその想像を追い出した。そして父と共に後部座席へと乗り込んだ。
車を出し、その直後から私は先ほどの悪い想像が完全に現実と一致していることを認めなければならなかった。女は父の不倫相手であった。私と叔父がいるにも関わらず、二人は睦言を交わしあい恍惚とした表情を浮かべている。私はその現実を認めたくないせいか、単に親のそういった姿を見たくないせいか目を逸らせた。そこで運転席にいる叔父が携帯電話を渡してきた。メールを見せたいようだった。
送信者は私の弟であった。そちらは何もないか、というような内容のことが書いてあるのを見て、私は弟もこの異常な状況を何かしら感じ取ったのであろうかと錯覚した。すかさず私は返信を書き、送信した。そして父の方を見、このことは母に言う、と言い放った。
そうしたらなんということであろうか、父は急にごめんなさいごめんなさいと謝罪しだした。気性の荒い人であるから、数発殴られることも覚悟していただけに拍子抜けした。だが私は母に言うと言って父をばっさりと切り捨てた。
第一、不倫相手と遊ぶというのになぜ私と叔父を連れてくるのだろうか? 私が幼稚園児程度の幼さであったらまだ理解はできるが、私はもう二十近い。自分なりにだが、酸いも甘いも噛み分けているつもりだ。私を連れて行こうという父の心情が全く理解できなかった。
そんなことを考えている間にも父は謝罪を続け、叔父は車を走らせる。女は何を考えているのかよくわからない瞳で父を見詰めていた。そんな時、叔父が急に車を停めた。どこかに着いたようであった。
そこで父と女は降りた。叔父が車内に残っていたので、なんとなく私もそうした。あの二人についていくよりは幾分ましだと思ったのだ。
頭の中はぐしゃぐしゃだった。父を罵倒する言葉、どうしてこんなことをするのかという疑問、女への誰何、母へどう伝えたものか……。確信を持って言えることは、たぶん二人は離婚するであろうということだ。離婚事由には十分である。
あまりに現実とかけ離れたことであったので何を考えていいのかわからなかった。ただぼんやりと、大学を辞めねばならないから大学の友人に会えなくなるな、となんとも場違いなことを考えていた。
なんとなく、昔から父にはそういった存在がいるのであろうな、とは感じていた。母は父のことをもう好いてはいないようであったし、それもそれで当然であったような気もするが、それでも納得がいかなかった。不倫、浮気、という単語が大嫌いな私からすると、そういった行為をする意味も皆目見当がつかなかった。
そんなことを考え続けていたら突然叔父が車を降りた。私も慌てて車を飛び出し、叔父について行った。ここで信頼できるのは叔父しかいないように感じていた。
ついて行った先には父がいた。しかし女はいなかった。あの女のことを詰問すべく、私が口を開きかけたところで、父の方が先に口を開いた。女は、
……そういう夢を見ました。
この後もまだまだ続くんだけど、ここからありがちなB級ホラーみたくなっていくからなんかもういいやって。
第一長文書くの疲れた。もうわたしは小説とか書けないんだな、と思って自らに失望した。元文芸部のくせに……読み返しても文章の下手さと展開の早さがひどい。まあでも夢ってそんなもんだよね。
結末があんまりにもお粗末なので書けないけど、非常に寝覚めが悪い感じでした。
けどまあ、悪夢に近いようなもんだし起こしてくれたゴミ回収車の爆音に感謝。ゴミ出し忘れたけどな!
車に乗る直前まで、私は三人で出掛けるものだとばかり思っていた。だが、いざ車に乗り込んでみたところ見知らぬ女が助手席に坐っている。年のころは三十前後か、お世辞にも綺麗とは言い難く、化粧っけがない顔もそれに拍車をかけている。
私はそこで非常に気分の悪い想像をしたが、頭を振ってその想像を追い出した。そして父と共に後部座席へと乗り込んだ。
車を出し、その直後から私は先ほどの悪い想像が完全に現実と一致していることを認めなければならなかった。女は父の不倫相手であった。私と叔父がいるにも関わらず、二人は睦言を交わしあい恍惚とした表情を浮かべている。私はその現実を認めたくないせいか、単に親のそういった姿を見たくないせいか目を逸らせた。そこで運転席にいる叔父が携帯電話を渡してきた。メールを見せたいようだった。
送信者は私の弟であった。そちらは何もないか、というような内容のことが書いてあるのを見て、私は弟もこの異常な状況を何かしら感じ取ったのであろうかと錯覚した。すかさず私は返信を書き、送信した。そして父の方を見、このことは母に言う、と言い放った。
そうしたらなんということであろうか、父は急にごめんなさいごめんなさいと謝罪しだした。気性の荒い人であるから、数発殴られることも覚悟していただけに拍子抜けした。だが私は母に言うと言って父をばっさりと切り捨てた。
第一、不倫相手と遊ぶというのになぜ私と叔父を連れてくるのだろうか? 私が幼稚園児程度の幼さであったらまだ理解はできるが、私はもう二十近い。自分なりにだが、酸いも甘いも噛み分けているつもりだ。私を連れて行こうという父の心情が全く理解できなかった。
そんなことを考えている間にも父は謝罪を続け、叔父は車を走らせる。女は何を考えているのかよくわからない瞳で父を見詰めていた。そんな時、叔父が急に車を停めた。どこかに着いたようであった。
そこで父と女は降りた。叔父が車内に残っていたので、なんとなく私もそうした。あの二人についていくよりは幾分ましだと思ったのだ。
頭の中はぐしゃぐしゃだった。父を罵倒する言葉、どうしてこんなことをするのかという疑問、女への誰何、母へどう伝えたものか……。確信を持って言えることは、たぶん二人は離婚するであろうということだ。離婚事由には十分である。
あまりに現実とかけ離れたことであったので何を考えていいのかわからなかった。ただぼんやりと、大学を辞めねばならないから大学の友人に会えなくなるな、となんとも場違いなことを考えていた。
なんとなく、昔から父にはそういった存在がいるのであろうな、とは感じていた。母は父のことをもう好いてはいないようであったし、それもそれで当然であったような気もするが、それでも納得がいかなかった。不倫、浮気、という単語が大嫌いな私からすると、そういった行為をする意味も皆目見当がつかなかった。
そんなことを考え続けていたら突然叔父が車を降りた。私も慌てて車を飛び出し、叔父について行った。ここで信頼できるのは叔父しかいないように感じていた。
ついて行った先には父がいた。しかし女はいなかった。あの女のことを詰問すべく、私が口を開きかけたところで、父の方が先に口を開いた。女は、
……そういう夢を見ました。
この後もまだまだ続くんだけど、ここからありがちなB級ホラーみたくなっていくからなんかもういいやって。
第一長文書くの疲れた。もうわたしは小説とか書けないんだな、と思って自らに失望した。元文芸部のくせに……読み返しても文章の下手さと展開の早さがひどい。まあでも夢ってそんなもんだよね。
結末があんまりにもお粗末なので書けないけど、非常に寝覚めが悪い感じでした。
けどまあ、悪夢に近いようなもんだし起こしてくれたゴミ回収車の爆音に感謝。ゴミ出し忘れたけどな!
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